商品説明
刀剣番号:KA-755041
特徴:無銘の刀で、金房と保存刀剣鑑定書で極められています。板目が流れた地鉄に、直刃に小互の目が交る刃を焼き、食い違い刃、二重刃風、砂流し等の働きが豊富で大和気質をよく現わしています。鋒は延びて大きく、帽子の先端が小鎬の先とほぼ同じ位置になるなどで、室町時代後期ころのものに頷けます。特別貴重刀剣の認定書では伝宇多国房と極めらています。無銘の刀は観る人によって意見が異なる場合があります。焼刃を見る限りでは、金房よりも寧ろ国房とは言わなくても宇多であるように思うところです。刀身にはヒケが少々ありますが、さまで気にならないでしょう。この刀には縁・頭・鍔の揃った大小の裃差しである打刀拵えが付いていますが、頭の掛け巻きを切ってあるのは遺憾です。脇差の方は拵えのみで、納まる刀身はありません。つなぎのみです。どこかの時点に何らかの理由で脇差のみ刀身は別になって行き、外装の拵えのみが残ったのです。大刀の拵えと刀身の関係はオリジナルのものであり、そこはしっかりしています。大小拵え共に柄巻きにやや痛みがありますが、飾っておく分には問題ないでしょう。せっかくの揃った大小拵えを別々にするのは忍び難いので、このまま飾って頂ける方を望みます。また、白鞘には若干ポツポツと虫食い痕があります。
刀身データ
銘文:無銘裏銘:
在庫あり
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品名:金房・伝宇多国房
注番:KA-755041
価格:360,000円