初めての日本刀鑑賞入門講座
最近、若い女性の間でも日本刀に感心が高まっているようです。したがって刀剣鑑賞における日本刀の取り扱い方や作法など、鑑賞マナー講座で基礎知識を身に着けることが大切です。
■刀の勉強を志す方は日本刀オークションから刀の入手は慎重に。 世間には、ボロ刀が溢れていると、解っていてもやりたい。
■先ずは、日本刀講座で未経験者もマナー講座参加のための予備知識を事前に心得ておくと、より理解が早まります。また、日本刀の名前も覚えましょう。
■日本刀の見方、鑑賞方法を知らないと、単に刀が家にあるだけの事になってしまいます。真に日本刀の美しさを知ることは出来ません。
■日本刀の値段を知りたがっている人の殆どは、刀の購入ではなく、売りたいと考えているのでしょう。しかし、一般家庭から出る刀に、大した価値のあるものは無いのが現実です。
銃砲刀剣類登録証の無い刀剣類は所有出来ませんよ。
■日本刀の所持に関する手続先は都道府県の教育委員会です。
登録証の付いている刀剣を所持するための手続については警察ではありません。また、許可も必要ありません。
所有者変更届出後は教育委員会から届出受理の通知は基本的にありません。
■改竄された登録証のトラブルもあります。登録証に記載の、長さ・反り等と、銘文の書体やインクの色などが違っている物があります。また、コピーで偽造した物もあるので、登録証はよく確認しましょう。
新着記事
最終更新日2021.01.24 2021.01.24昨日の天気予報では、昨夜から今朝にかけて、東京でも雪が降ると伝えていましたが、今朝起きてみたら、全然、ただの雨でした。自動車のトランクに入れてある長靴を出して、降雪の準備をしていたので、ちょっとガッカリしましたが、でも降らなくてよかったです。こんな事を言っていると、大雪が降ってる地方の方には叱られますね。
最終更新日2021.01.09 2021.01.09このページへ海外からのアクセスが毎日あり嬉しいことですが、ウクライナやバングラディッシュからってどう解釈すればいいのでしょう。海外のサーバーを利用してのアクセスなのでしょうか。だとしたら何か黒い意図があるのでしょうね。
最終更新日2021.01.01
2021.01.01朝から晴天ですが、普段と何も変わらない新年があけました。暇である事には変わりはありませんが、世間の大凡全てが休みなので、気分的に違いがあるだけです。昼間から酒を飲んでいても誰も文句も言わず、変にも思われないですよね。と云うことで、今朝は赤飯にぼた餅、けんちん汁、そしておせちを食べビールを飲んでのスタートです。処で、昨日、買い物にイオンマートへ行きましたが、正月用食料を買う人で賑わい、もう密だらけ、体がぶつからないと移動できない状態した。コロナの感染は大丈夫なのかな、怖いですね心配です。三が日は外出しません。
正月早々、性懲りもなく迷惑メールの二通がきています。
■書き込みフリーの焼け石ページは、誰でも自由な利用の投稿ページです。ブラックな人の投稿も大丈夫です。少々ハードルが高いこともあるでしょうが、為せば成ります。
誌上鑑定に挑戦
ここでは、刀剣美術誌の誌上鑑定を皆で考察してみましょう。
刀の目利きになって不良刀剣業者の口車に乗らないよう、基本をしっかり身に着けましょう。
注意:カタナダチの刀剣鑑定所感は答えではありません。 私はこう観ましたが如何ですか? と問う挑戦者の独り言です。
今月の鑑定刀押形図 (押形図等は刀剣美術誌より転載)
鑑定刀法量 | |
刃長 | 二尺〇九分半(63.48cm) |
反り | 七分(2.12cm) |
元幅 | 七分三厘(2.2cm) |
先幅 | 四分六厘(1.4cm) |
元重ね | 二分 (0.6cm) |
先重ね | 一分三厘(0.4cm) |
鋒長さ | 五分九厘(1.8cm) |
茎長さ | 五寸五分半(16.82cm) |
茎反り | 三厘(0.1cm) |
※「茎」は「なかご」と読みます。 |
1月号
全員参加の刀工名考察コーナー |
6月の鑑定所感
2020.6.13
今月号は「興正」と思いますが如何でしょう。
- 寄稿のご利用にあたって
- 新規作成
- 新着「特集」
- 2019.9.26 日本刀の「目貫」と「目釘」が分離した時期はいつか
- 2019.9.27 日本刀の「目貫」と「目釘」が分離した時期について
-
2019.9.30 刀装具の図は「張良・樊?」か「三国志」か
2019.11.01 初めて日本刀を買うにはどうしたらいいか
2020.09.20 ポドルスクのエナメル風呂
- 2020.12.29 貴方は焼け石になれますか
-
ブログに画像を挿入する際の注意!1,画像を載せたい人は、先ず、この注意欄下のフォームから画像をアップロードしてください。
2,作成記事の中で挿入したい任意の場所にカーソルを置き、記事欄下の【最大幅画像の挿入】をクリックします。
3,HTML構文<img src="../column/usrImg/usr-名前" alt="">が挿入されます。構文中の 名前 を、アップロードした画像ファイル名に書き換えます。スペース等を入れてはダメです。(例:atana.jpg 名前にコピペで確認できます。)
4,他を変えてはいけません。< >内を名前以外、一箇所でも違えると正しく表示しません。
5,画像が正しく表示されているか、送信前に上部プレビューボタンをクリックし、確認してください。
伝言板
刀の鑑定では、時代と位(格)を掴むことが大切と云われます。時代と位の鑑定に始まり、時代と位の鑑定に終わる。これが鑑識眼向上の要と云われています。
姿ほど時代を良く現しているものはありません。それで明確にならない場合は地刃を充分に考慮することです。
刃紋は系統の特色を現し、個々の刀工の癖や特色、技倆が現れるのです。
帽子は見処であり、一つの急所でもあります。技術的にも最も難しいと云われる箇所です。
古刀の掴み処
『古刀期の各地域の作風の把握の基本とされるものに所謂五ヶ伝があります。
地域によっては伝法の混在したような、何伝とはっきり規定出来ない流派もかなり存在しますが、基本としては作品が五ヶ伝のどの伝法に含まれるのかを把握し、次ぎに地鉄が五ヶ伝の本国筋に多い精良なものか、それともそうでない地方作のものかを見ます。
そして本国筋なら本国筋、地方なら地方のどの流派にあてはまるかを、各流派の持つ個々の特色により特定して行くというものです。』(刀剣美術703号より)
古刀の当同然となる刀工は、昔、本阿弥家で選び定めた当同然表があって、今日に於いても大体が踏襲されています。また、鑑定刀の出来具合によっては、判者の判断により当同然の範囲を広げる場合もあります。当同然表見るか
過去の投稿
2019年度の鑑定所感投稿
鑑定会で使われる一般的な入札用紙です。入札鑑定会では5振りの刀剣の鑑定を行い、入札用紙に自分の意見を記入し判者に問います。判者はそれに対して答えを書くわけで、判者の答えが当たりになるまで、一振りにつき3回まで入札を繰り返すことができます。また、判者には入札者の刀剣に対す理解が深まるような指導が求められると思います。
因みに、得点等については鑑定入札の流派で若干の違いがありますが、第一回目で「当り」であれば20点、「当り同然」が15点で、2回以降は5点ずつ減点していく方法が多いようです。
刀剣美術誌上鑑定に入札応募し、全問正解して賞状と記念品を頂きましょう。
但し、高得点を得ることが鑑定入札の目的ではなく、刀を理解する上での一つの方法であることを知っておきましょう。年度を通じ全問正解すると、誌上鑑定刀入札高点位者として日本美術刀剣保存協会より賞状と粗品を頂くことが出来ます。非会員の方は入会しましょう。
ここに紹介するのは、以前頂いた賞状と粗品です。
粗品は袱紗やボールペンまた、油を拭う布など年度により変わる場合があります。




刀の部位と名称
刀に使われる専門用語で、日本刀講座での会話や刀剣書籍の文中に必ず出てくる用語です。
刀のことを知ろうと勉強するには、第一には部位の名称を覚えることから始まります。
図をクリックすると部位の画像を拡大表することが出来ます。
まずは、図を見てしっかり覚え頭にたたき込みましょう。
日本美術刀剣保存協会・入会案内
協力団体・支部一覧日本美術刀剣保存協会への入会希望の方は、直接協会本部へ入会する場合と、各都道府県に協会の支部(協力団体)があり、其処で入会することも出来ます(各支部HP参照)。
また、支部によっては初心者のための日本刀講座を行っている所もあります。
入会方法は各支部(協力団体)により異なりますので、詳しくは直接各支部(協力団体)へ、または、支部(協力団体)ホームページでお問い合せ下さい。支部(協力団体)で入会すると、各支部独自の特典があるのでお勧めします。会員証まだ会員ではない刀好きの貴方、刀は持っていなくても大丈夫、今すぐ日本美術刀剣保存協会の協力団体(支部)に入会して、刀剣美術誌の誌上鑑定で一緒に勉強しましょう。
また、ローカルの刀剣研究会や刀剣同好会等で勉強出来る会がありますから、netで探してみましょう。
小刀製作体験教室
梅林刀剣鍛錬所日本刀の製作は国家試験に合格し日本刀製作許可を得た刀匠のみですが、刀のミニチュア版とでも云いますか小刀(刃長が15cm未満)なら一般の方でも大丈夫です。日本刀と同じく玉鋼を鍛錬し、焼き入れをしますが登録の必要はありません。
製作に興味のある方は梅林刀剣鍛錬所の小刀製作教室で体験が出来ます。
貴方も小刀に挑戦しては如何ですか。
刀剣審査機関
日本刀の刀剣鑑定書には様々な機関や個人が発行したものがあります。
その全てが信頼出来るかと言われれば、必ずしも可とは言えません。
鑑定する人によって意見が違う場合があるからです。
【公益財団法人 日本美術刀剣保存協会】鑑定では、刀剣や拵え、鍔・縁頭・小柄・笄等の小道具を審査し、保存・特別保存・重要・特別重要等の鑑定書を発行しています。
【NPO法人 日本刀剣保存会】鑑定では、刀剣と剣装具を審査し、銘が正しく保存状態の良いのものに、正真と優秀刀の鑑定書を発行しています。