明治 大正 昭和の古銭
日本刀があれば古い物への愛着がより湧くものです

明治時代から終戦までの古銭です。同じ物が何枚もありましたので代表で載せました。
画像の最上段は明治時代の古銭で、真ん中が大正時から昭和初期頃のもの、下の段が昭和二十年頃のものです。左端から半銭・一銭・五銭・十銭・五十銭の順で並んでいます。
明治時代のお金は大きい、この様にして見ると明治時代は近代国家に向けての国造りの力強さがお金にも現れているのがわかります。五十銭は銀貨です、二枚ありました。
詳細に見ると半銭硬貨の表の上側に「二百枚 換一圓」とあり、一銭硬貨には「以百枚 換一圓」とあり一圓との交換枚数が刻まれているのも面白い。
また、硬貨の裏側には「大日本」と発行している国名がありますが、昭和二十一年の五十銭には「日本政府」となっているのはやはり敗戦を物語るものでしょうか(裏側を見せています)。
また、満州国の硬貨は康徳三年が入った「五分」と康徳二年と康徳七年の「壱角」が二枚あります。
満州国の建国は大同元年(1932昭和七年)とし、満州国皇帝として溥儀が即位しました。また、大同三年は三月より康徳元年に改元となり、日本の昭和九年にあたり、康徳十二年まで続きますが日本の敗戦に伴い満州国も崩壊しました。江戸時代のお金

江戸時代の古銭は我が家に沢山あったことを覚えています。子供の頃はよく古銭で遊んだものでした。その為か殆どの古銭がなくなり、今は天保通宝が一枚あるだけです。
実は親の身内に古物商を営んでいる人が居て、そこから子供の遊び道具用として貰ってきたようです。まあ半世紀以上も前のことで、貰ったと云うより貸し金の利息の形と云った方が正しいでしょう。昔そんな話を親から聞いたことがあります。

康徳二年の五分と壱角の大満州国の硬貨硬貨の裏には康徳年号が入っている画像をクリック