現在も生き続ける侍の魂
刀好きの人は、まるで遺伝子に操られているかのように訳もなく刀が好きなのです。何故なら、彼らの前世は武士だったのです。
古伊万里の色絵沈香壺です。主文様を地文様から画するための窓絵法を使ったものです。金襴手様式の色絵でしょうが、今は、金彩も痕跡を残すだけで色あせていますが、当時は華やかな色絵の壺であったことでしょう。沈香壺は壺の中に香木を入れておき、蓋を開けると香木の香りが部屋に漂い、その香りを楽しむのに使われました。