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2トラ38テープデッキ
ティアック製

TEAC(ティアック)製の2トラ38テープデッキです。モデル名はA-3300SX-ST ステレオテープデッキ。昭和50年頃に購入したものです。 時代は、オープンリールからコンパクトカセット、そしてCDへと世代が変わって来れば流石に古い物になりました。 形としては小柄な方でしょうが重さは20kgあります。 このデッキの録音は2トラック2チャンネルのステレオで、片道録音方式です。 この様な録音方式は、主に放送局や録音スタジオでのステレオ録音に使用されるものですからマスターレコーダーと呼ばれ、一般家庭で使うにはちょっと贅沢品です。 片道録音とは、カセットテープのように表面(A面)を録音し終わったら、裏面(B面:テープの裏側に録音する訳ではなく、テープの走行方向が逆側になることです)にして録音をすると云うことが出来ないのです。 要するにA面だけでB面はありません。 カセットテープレコーダーのように表面(A面)・裏面(B面)を録音出来るタイプは4トラック2チャンネルのデッキで、最も普及している方式です。 このテープデッキのテープスピードは38cm/秒と19cm/秒の2種類を使い分けできますが、1秒間に38cmでヘッドを通過するスピードは早く、テープの無駄遣いをしていると実感する贅沢さです。
また、テープスピードが9.5cm/秒を備えた経済的なオープンリールデッキもあります。
銘板にはMASTER RECORDERと表記されています

10号リールを装着したオープンリールデッキを38cm/秒で回すと、見ていて目が回るとまでは云いませんがくるくる回ります。 電気的特性はワウ・フラッターや周波数特性、S/Nなど素晴らしいものがあります。 しかしながら肝心のテープが無いですね。 現在残っているのは、10号リールが5個で、内メタルリールが4個です。 7号リールも幾つかあったのですが、いつの間にか無くなっています。 今ある一本のリール(maxell UD 35-180)には38cmpsでフルに録音済みで、石原裕次郎のアルバムが入っています。 あと二本に少ない量のテープが巻いてあり、残りの二本は空です。 録音の仕方も性能を最大限に出すには、各メーカーで出しているテープに合わせて「REC BIAS」・「REC EQ」などのスイッチ設定をしなくてはいけません。 しかし、現実的に考えると、録音するにもソースがFMチュナーやレコードプレーヤーからでは、38cm/秒で回すほどのこともないです。 9.5cm/秒のテープデッキで、更に4トラック2チャンネルのオートリバースで十分であると思います。 最後に、テープを再生し終わったらそのままデッキから外し保管します。 巻き戻してはいけません、巻き戻すとリールの回転速度が速いためリールには綺麗にテープを巻き取れず、左右に凸凹の状態になってしまいます。 ですから、再生する場合は、録音済みテープは巻き取る側にセットし、一旦巻き戻しを行います。 それから再生を始めます。 歳をとると自由な時間がたっぷりとあるので、面倒な操作も気にせずのんびりした気持ちで楽しめます。