刀剣美術誌上鑑定に挑戦｜日本刀初心者講座

刀剣鑑賞 日本刀初心者講座

現在も生き続ける侍の魂

刀好きの人は、まるで遺伝子に操られているかのように訳もなく刀が好きなのです。
何故なら、彼らの前世は武士だったのです。

昭和25年11月20日に銃砲刀剣類登等所持取締法令が施行され、刀剣類の登録が義務化されました。まず初めは御物の登録が行われ、次いで旧大名家の登録が行われ、後に一般登録となったと言う話を聞いた記憶があります。
一般登録の開始は、自治体により日程の変動はあるようですが、概ね昭和26年3月頃から登録が始まったようです。すなわちそれ以前の登録が大名登録と言われるものになるのです。
所謂、昭和26年初頭に登録されている刀剣は、旧大名家から出たものであるから名品である可能性が高い、と言う意味で大名登録と呼称されているのでしょう。だからといって必ずしも大名登録の刀剣が全て名品であるとは言い切れないでしょう。中には、おやっ、と思うものも混じっているのではないでしょうか。大名登録である事だけで刀を購入するのは危険です。

ここに2枚の、所謂、大名登録の登録証を紹介します。登録証は全て教育委員会で確認済です。
１，千葉県第249号　昭和26年1月30日交付
２，福岡県第350号　昭和26年1月12日交付
$最終編集日：2022年10月1日