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日本刀の見方鑑賞方法マナーと作法

刀を持っていても鑑賞の仕方を知らなければ宝の持ち腐れになってしまいます。 刀は鑑賞してこそ価値のあるもの、逆に品位が無く鑑賞に値しないものは◯◯鉄、とまでは云いませんが試し斬り用に向いています。 刀の鑑賞方法には、大きく分けて 1,姿形を見る、2,刃紋を見る、3,地鉄を見る、の3通りがあります。 鑑賞するに当たっては、刀身に塗布してある防錆の刀油を、打ち粉や無水アルコール等で落としておきます。 鑑賞後は、打ち粉をして拭い、刀油を塗布します。
1,姿形を見るには、刀の中心(なかご)握り、右手に立てて持ち、肩と水平に腕を真っ直ぐ前に伸ばします。 刀身を体から遠ざけ刀身全体を見るようにします。そのとき、刃は右側に向け、中心(なかご)を垂直にして持ちます。
反りの位置や、ハバキ元から上に行くに従って身幅の減じる割合、鋒の大きさ等を見ていきます。

2,刃紋の鑑賞は、右手で刀を持ち、袱紗を持った左手で刀身を受け支えます(刀身が重い場合)。 ぶら下げた電球の光に刀身を向けます。 まるで鉄砲で狙い打ちするかのような構えの恰好で、刀身に光の反射を捉え、光の反射位置を先から元へと移動させながら付近に現れる刃紋や刃中の働きを見、更に、映りの様子なども鑑賞します。(映りは必ずしもあるものではなく、古刀に多く現れます)

3,地鉄の鑑賞は、袱紗で受けた刀身を体に寄せ、上から地鉄の肌を鑑賞します。その時周囲に人がいる場合は体の向きを変え危険の無いようにしましょう。 地鉄の鍛えには、板目・杢目・柾目があり、また、新々刀には無地風と云われる地鉄のよく詰ん肌もあります。 それらが複合した肌となった鍛えも多く見られます。 地の肌と、鎬の肌で鍛えの違いが分かるものもあります。 画像の地鉄は、地は板目に杢目が交じる肌で、鎬は柾鍛えです。

鑑賞マナーについては、日本刀講座の基礎で解説していますので、そちらをご覧ください。

詳しい事は、日本美術刀剣保存協会やその協力団体等が行う、日本刀は初めてと言う方や初心者の方等を対象とした刀剣鑑賞マナー講座で、作法や・鑑賞の方法等、鑑賞の基本を学べます。

鑑賞マナー講座については、日本美術刀剣保存協会では刀剣博物館に於いて、ほぼ毎月のように行っています。詳しくはホームページでご確認ください。

また、刀剣博物館へ行けない遠隔地にお住まいの方はにとっては、日本美術刀剣保存協会の支部(協力団体)でもマナー講座を行っている処があります。各支部ホームページを御覧になってください。