帆船カティサークの組み立てを再開しました


20年前に組み立て作業を中断したのは、船体外板に一層目と、甲板に1.5mm×3mmの条板張った所までです。組み立て作業の開始は、ブルワークと言って、上甲板の外舷に沿って立ち上げた囲いを取り付ける作業と、船首甲板の取付です。組み立てを中断していたわけは、ブルワークを取り付けるためには、甲板の縁から約2mmの幅で、きれいに張り終えた条板を削り取る作業が必要となったからです。まったく、馬鹿野郎!何てことをさせるんだ。最初から言えよ!ですよね。ボンドでキッチリを貼り付けた条板はきれいに削れるはずがありません。てなわけで、中断していましたが、終活を向かえるにあたって、やり残しがあると人生に悔いを残すことになるので、一念発起して再開することにしました。
今回はそのブルワークと船首甲板を船体に取付たわけですが、部品は木板であるため、寸法の制度は悪く、一度に送ってくるパーツだけでは不明な所が多く、例えば条板を張った先端はどの様に処理するのか等、次の工程を知らなければ難しい作業です。船首甲板の取付は、やすりがけでは追っつかないので、ボンド付けの後、はたがねで矯正しています。

作成日:2024-06-19

Expiry date:2054-06-19

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