織部焼は茶人の古田重然(織部)が創作した焼き物で、重然は戦国武将としても活躍しています。茶人としての古田織部は茶器など織部好みと云われる物でよく知られていますが、武将として刀剣にはどの様な物を好み差料としていたのでしょうか、室町時代末古刀の有名刀工かも知れませんが気になるところです。
この織部焼きの酒器は岐阜の玉山窯でお土産用として焼かれた器で、陶器を専門に販売している処で購入しました。
今宵もこの徳利とぐい呑みで酒を飲みながら日本刀を眺め、戦国武将古田織部への思いに馳せています。
織部焼きの特徴は沓形茶碗を見ての通り、形が歪んでいるのと、大胆なデザインにあります。
この小振りなぐい呑みは大胆なデザインとまでは云えないでしょうが、やや造形に歪みがあり緑と白と黒の三色で伝統的な織部を示しています。