脇差:相州康春

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説明
康春は島田義助の門人で、後小田原に移住し北条氏康より「康」の字を賜ったと云われています。本作は皆焼刃を焼き、刀身には表は草の倶利伽羅、裏には梵字の下に二筋樋と蓮台が彫られており、相州物をよく現した平造りの脇差です。中心には穴が三個空き代々大切に受け継がれてきた歴史を感じることができます。
拵えは、縁・頭が鉄地に牡丹の高彫りに象嵌、目貫は獅子の図、小柄は獅子の図でよい出来をしています。

  • 銘文(表):相州住(以下切れ)
法量
  • 長さ:37.3cm
  • 反り:0.5cm
  • 元幅:3.0cm
  • 元重ね:0.52cm
  • 時代:室町時代 大永頃
  • 国 :相州
  • 地鉄:板目肌
  • 刃紋:皆焼
  • 中心:磨上げ、目釘孔三個
  • 鑑定書:保存刀剣鑑定書

※法量には若干誤差がある場合があります

詳細画像

相州康春の鑑定書
相州康春の刀身表全体
相州康春の刀身裏拡大1
相州康春の刀身裏拡大2
相州康春の刀身裏拡大3
相州康春の刀身裏全体
相州康春の刀身表拡大1
相州康春の刀身表拡大2
相州康春の刀身表拡大3
相州康春の刃紋拡大
相州康春の鋒棟拡大
相州康春の中心棟拡大1
相州康春の中心棟拡大2
相州康春の拵え表
相州康春の拵え裏