刀:肥前正広

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説明
正広家は、肥前刀の名門忠吉家に次ぐ名家で、初代正広の父は、初代忠吉の長女の婿となっています。本刀は、抜群の技倆を持ち、鍋島家の御用鍛冶を勤めた初代河内大掾正広を祖とし、その後代となる江戸時代後期の正広です。受領銘があるのは五代迄で、受領銘がなく肥前國正広と五字に銘を切るのは基本的には六代以降になります。
本刀は、肥前刀独特の肌と言われる小糠肌の鍛えに、小沸が付いた直刃に小互の目を交えた刃を焼き、見る人に清々しさを感じさせます。また、直刃に交えた小互の目は、一般的な互の目と相違して、直刃の太い匂口を互の目状にこそぎ落とすように入るもので、この様は初代河内大掾正広の直刃にも見られる見所です。また、身幅広く重ねの厚く、鋒の延びた豪壮な造込みですが、肥前刀特有の反りのある美しい姿は万人がそれを感じます。
外装では、縁頭は三国志を表した図で、頭には劉備と張飛の人物、縁は腰が高く、関羽の青龍偃月刀と孔明の羽扇の図を高彫象嵌しています。

  • 銘文(表):肥前國正廣
法量
  • 刃長:66.05cm
  • 反り:2.12cm
  • 元幅:3.24cm
  • 元重ね:0.79cm
  • 先幅:2.6cm
  • 先重ね:0.64cm
  • 時代:江戸時代 後期
  • 国 :肥前
  • 地鉄:小糠肌
  • 刃紋:直刃
  • 中心:生ぶ、目釘孔1個
  • 鑑定書:特別保存鑑定書

※法量には若干誤差がある場合があります

詳細画像

肥前正広の鑑定書
肥前正広の刀身縦表全景肥前正広の刀身縦裏全景
肥前正広の刀身表全体
肥前正広の刀身裏拡大1
肥前正広の刀身裏拡大2
肥前正広の刀身裏拡大3
肥前正広の刀身裏拡大4
肥前正広の刀身裏拡大5
肥前正広の刀身裏全体
肥前正広の刀身表拡大1
肥前正広の刀身表拡大2
肥前正広の刀身表拡大3
肥前正広の刀身表拡大4
肥前正広の刀身表拡大5
肥前正広の刃紋拡大
肥前正広の鋒棟拡大
肥前正広の中心棟拡大1
肥前正広の中心棟拡大2
肥前正広の拵え表
肥前正広の拵え裏 肥前正広の拵え縦裏 肥前正広の拵え縦表
肥前正広の拵え柄