刀:高橋長信

クリックで拡大高橋長信の茎写真

説明
高橋長信は出雲の刀工で新々刀上作として有名です。長信は文化十四年生まれで、雲州高橋冬広の門人となり、のちに養子となる。天保年間に江戸へ出府し、加藤長運斎綱俊門人り、その後松江藩工となると云われています。本作は、生刃を約2.5cm残る健全な刀で、身幅尋常、反り浅く、寸やや短く、重ねの頗る厚く、平肉がたっぷりとしている姿恰好をしています。地鉄は小板目に小杢目まじり、地景が入る精美な鍛えで、鎬は柾となります。刃紋は丁子風の互の目で、匂口は締まり心に小沸つき、足がよく入り、細かな金筋・砂流しがかかり、明るく冴えた出来となります。帽子は乱れ込んで丸く返ります。中心は生ぶ、鑢目は化粧に逆筋違、目釘孔二個、重ねが厚い造りです。

  • 銘文(表):松江藩藤原長信
  •   (裏):明治三年八月日
法量
  • 長さ:63.6cm
  • 反り:1.0cm
  • 元幅:2.94cm
  • 元重ね:0.83cm
  • 先幅:2.1cm
  • 先重ね:0.65cm
  • 時代:明治
  • 国 :出雲
  • 地鉄:小板目に杢交じる
  • 刃紋:互の目乱れ
  • 中心:生ぶ 目釘孔一個
  • 鑑定書:特別保存刀剣鑑定書

※法量には若干誤差がある場合があります

詳細画像

高橋長信の鑑定書
高橋長信の刀身表全体
高橋長信の刀身裏拡大1
高橋長信の刀身裏拡大2
高橋長信の刀身裏拡大3
高橋長信の刀身裏拡大4
高橋長信の刀身裏拡大5
高橋長信の刀身裏全体
高橋長信の刀身表拡大1
高橋長信の刀身表拡大2
高橋長信の刀身表拡大3
高橋長信の刀身表拡大4
高橋長信の刀身表拡大5
高橋長信の刃紋拡大
高橋長信の鋒棟拡大
高橋長信の中心棟拡大1
高橋長信の中心棟拡大2