刀剣美術誌上鑑定に挑戦｜日本刀初心者講座

• ホーム

• • 刀剣鑑賞講座

    • 日本刀初心者講座
    • 日本刀鑑賞マナー講座
    • 著名刀工
    • 刀のお手入れ

• • 日本刀所有と登録証

    • 日本刀所有の手続
    • 登録証のトラブル

• • 刀の購入ポイント

    • 刀剣鑑定書の種類
    • 刀の買い方・選び方
    • 居合刀・試し斬り刀

• • 所有に関する手続き

    • 日本刀の手続きについて
    • 登録証を紛失したら
    • 登録書のない刀を発見
    • 所有者変更届出先
    • 日本刀の輸入について

• • ブログ

    • 刀剣鑑賞日々
    • 新規作成
    • 編集

• • コンタクト

    • お問い合わせ

• • 日刀保協力団体

    • 東京多摩支部

脇差：上総守光重

クリックで拡大

説明
上総守光重は美濃国の刀工で、江戸時代の寛文頃に活躍し、その作風は、重ねの厚い頑丈なもので、刃紋は互の目乱れ刃や直刃も焼いております。また時代を反映してその姿は反りの少ない所謂寛文新刀姿となりますが、本脇差は殊に反りが深く美しく、特別に誂えたものと思われます。
本刀は、鎬造り、身幅尋常で、重ね頗る厚く、反り深く、小太刀を思わす優美な姿を現しており、しかも重ねの厚い頑丈な造り込みとの両面を兼ね備え、よく出来た脇差となっています。地鉄は小板目がよく詰んでおり、刃紋は元を直ぐに焼き出し、互の目に小互の目・小湾れがまじる乱れ刃で、乱れの谷に沸がよくつき、帽子は直ぐに小丸に返り掃きかけます。